中学生の教育を考える上で部活動をどうとらえるかは難しい問題です。
高校生に比べて、まだ成長が未成熟な中学生の場合、本人の意思を尊重して参加・不参加を決めることは適切ではありません。
しかし、保護者の意見を重視しすぎることもまた適切ではありません。
部活動の中には、朝練があったり夕方遅くまで練習があったり、土日も休みなく練習するところもあります。
そのような場合には、勉強に影響が生じないとは言い切れません。
その一方で、学校にとっては団体行動を学ばせる場として、その活動を認めているわけですから、基本的には顧問の自由裁量の範囲内と言えます。
行き過ぎた活動かどうかを判断できるのは顧問にゆだねられているということです。
ここで保護者が顧問の考えを尊重するだけでなく、子供の状況を見て自分たちで判断する必要性が生じます。
子供の未来に対して責任を持つのは保護者なのですから、後になって後悔しないように対応することが必要です。